連載している「ブログ初心者講座」、今回は11回目になります。
前回は、ASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)との付き合い方について、お伝えしました。
⇒ 前回の記事はこちら【ブログ初心者でもできる!】ASPのメリットや活用ポイント!
今回は、ブログのアクセス解析の話になります。
- アクセスの調べ方が分からない…
- アクセス解析のどこを見ればいいか分からない…
- アクセスを見て何をすればいいのかが分からない…
そんな悩みを持っている方にぜひ読んでほしい内容になっています。
この記事を読むと、
- アクセス解析にどのサービスを使えばいいのか分かるようになる
- アクセス解析のどのページを見ればいいのかが分かるようになる
- 見た上でどう活かしていけばいいのかが分かるようになる
このような形を目指しています。
ブログ記事を上げただけで放置するのはもったいないです。
アクセス解析を活用してページの質を上げれば、アクセスは跳ね上がる可能性を秘めています。
その方法を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
なお、この記事は2022年2月22日時点での執筆となっております。
アクセス解析のサービスなどはアップデートが頻繁に起こりますので、将来に渡って、お話しする機能が使えるかどうかは分かりかねます。
なるべく汎用性の高い内容に絞ってお伝えしますが、その旨ご了承ください。
【初心者向け】アクセスを解析ならアナリティクスとサーチコンソールの2点
ブログの運営を進めてアクセスが集まりだしたら ぜひやってほしいのが「アクセス解析」です。
集まっているアクセスをチェックすることで、
- アクセスが集まってるページのアクセスを増やす
- これから作るページの参考にする
ことができるのでオススメです。
そして、アクセス解析に用いるツールとしては、どちらもGoogleの
■Analytics(アナリティクス)
■Seach Console(サーチコンソール)
(通称サチコ)
がおすすめです。
おすすめの理由としては、単純に検索結果を決めているグーグルが提供しているツールになりますので、「グーグルが大切にしている指標ほど見やすい位置に表示している」ということになるからです。
ユーザーに気にかけてもらいたい指標を、わざわざ見にくい位置に表示するメリットはグーグルにはないと思います。
さらにサーチコンソールには、「どんな検索クエリでそのページにアクセスしているのか」が公開されています。
これは今となってはかなり貴重なデータになりますので、これだけのためにでもサーチコンソールをチェックする価値はあると思います。
そして、「高機能で広告も入らない無料ツール」ということで、普通のアクセス解析ツールと比較しても超優秀だと言えるでしょう。
欠点としては、「高性能すぎて分かりにくい」という点があると思います。
この部分を解決するために、できるだけ単純に必要なデータを取っていく方法をここではお伝えします。
ブログのアクセス解析ならチェックすべきページは5枚
もちろん、他にも参考にすれば役に立つページはいろいろあるのですが、「初心者向け」ということで厳選するなら、チェックするページは「5枚」でいいと思います。
そちらについて、1つ1つ解説していきます。
グーグルアナリティクスのホーム画面
先ほど話しましたが、「気にかけてほしい指標を見やすい位置に並べている」ので、ホーム画面はザッとブログの状態を見るのにとても有益な情報がピックアップされています。
そのため、アナリティクスのページを開いた時は、ホーム画面に表示されている情報にひと通り目を通すようにしましょう。
最初はすべて分かる必要はありませんが、徐々にすべての意味が分かるようにしていくといいでしょう。
アナリティクスの「行動」⇒「サイトコンテンツ」⇒「すべてのページ」
そして、アナリティクスについて、「このページだけは要チェック」というページを挙げるとしたら、「行動」⇒「サイトコンテンツ」⇒「すべてのページ」でしょう。
ある期間における、ページ毎のアクセス数などが分かるようになっています。
この中でも、とくに注目してほしいのは、
- ページビュー数
- 平均ページ滞在時間
- 直帰率
- 離脱率
です。
「直帰率」と「離脱率」は似ているのですが、
- 直帰率:そのページから閲覧を開始した人がそのまま帰ってしまった
- 離脱率:ブログのページを巡回していた人がそのページで離脱した
という指標になります。
このページを見てどうするか、ということですが、「アクセスの多い(ページビュー数の多い)ページ」をチェックして、
- ページ滞在時間
- 直帰率
- 離脱率
が改善できないか、いろいろ試してみるという形になります。
とくに、滞在時間や直帰率などの数値が他よりマズい場合は、ぜひ改善した方がいいですね。
「いろいろ試す」ということですが、できれば1つ1つ試して結果を計測し、「改善されたらそのまま」「悪化したら元に戻す」というのをくり返す形にした方がいいと思います。
試してみても意外に改善されない場合も多いと思いますので。
サーチコンソールのホーム画面
そして、次にサーチコンソールの話に移ります。
サーチコンソールも、「ホーム画面」に目を通した方がいいと思います。
サーチコンソールについても、各指標が順調に伸びているかをチェックすることも大切なのですが、それ以上に気をつけたいのが「エラー・失敗」です。
これらは、SEO的に減点になってしまう可能性が高いので、ホーム画面を見て何かエラーや失敗が表示されていたら、解決する方法はないか探ってみましょう。
調べてみて、どうしても一定数出てしまうものなら、スルーでも大丈夫です。
サーチコンソール「検索パフォーマンス」
そして、最初の方でもお伝えしましたが、サーチコンソールの目玉の機能として注目すべきは「検索パフォーマンス」です。
ここを表示すると、あなたのブログが上位表示されている「検索クエリ」について知ることができます。
あなたがすべきことのメインは、「グーグルに認めてもらったページをより良いページに育てる」ことになると思います。
先ほどのアナリティクスの指標とも併せて、表示されている検索クエリで一番のページを目指して改善を重ねるといいと思います。
サーチコンソール「インサイツ」
あと、最近追加されたサーチコンソールの「インサイツ」もチェックしてみる価値はあると考えています。
検索パフォーマンスにはまだ表れてこないアップしたばかりのページの「初動」を確認することができるページです。
余裕のある人は、インサイツもチェックして初動の良いページを早い段階から改善していくこともSEOにとってはプラスに働くかと思います。
【ブログ初心者のためのアクセス解析のチェック方法】まとめ
今回は、ブログ初心者講座の第11回目として、初心者でも押さえておくべきアクセス解析の見方について、お伝えしてきました。
- グーグルアナリティクスとサーチコンソールを使用
- ↓↓見るべき点は以下の5点↓↓
- 1)アナリティクスのホーム画面
- 2)アナリティクス「行動⇒サイトコンテンツ⇒すべてのページ」
- 3)サーチコンソールのホーム画面
- 4)サーチコンソール「検索パフォーマンス」
- 5)サーチコンソール「インサイツ」
- ↓↓主な改善策は以下の3点↓↓
- 検索クエリで上位に来ているページは改善を重ねる
- アクセスの集まっているページの滞在時間・直帰率などを改善する
- 初動を確認し、ブラッシュアップも…
「改善」と言っていますが、文中でもお伝えしたように、実際に文章を変えてみて、指標が良くなったらそのまま、悪くなったら元に戻すというような「仮説⇒検証」のくり返し方式でやることがオススメです。
改善するのはいいですが、やりっ放しという人が多いので、「しっかり検証すること」は強くおすすめします。
(何がうまくいって、何がうまくいかなかったかを知ることは今後の改善にもかなり役立ちますので。)
以上、少しでもお役に立てたなら幸いです。
次回は、いよいよ最終回「実利的なブログ収入の考え方」について、ブログの稼ぎに直結する解説をしていきます。
ご期待ください。