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さらに継続して訪れてくれる読者はダイヤモンドの原石のようなものです。
読者を大事にするコンテンツを目指せば自然にアクセスが集まることをまず覚えて下さい。
読んでもらわなければ意味がない
みなさんは何のためにコンテンツを書くか考えたことはありますか。
答えは、「読んでもらうため」です。
いくらコンテンツの内容がよくても、いくらSEO対策がバッチリでも読者の目に留まらない限りはコンテンツを書いた意味がありません。
読み手に取って意味のあるコンテンツに仕上げることが重要であると書きましたが、読み手にとって意味のあるコンテンツに仕上げるためにも、まずは読んでもらう必要があります。
そこで、今回はコンテンツを作成する初歩の段階において気を付けるべきことを5つ紹介したいと思います。
キーワードの選定
コンテンツを作成するにあたり、注意しなければならないのはキーワードの選定です。
キーワードとなる語を設定することで、それにまつわる情報を求めているユーザーに対してアクションを引き起こすきっかけをつくることができます。そのため、効果的なキーワードを設定するとアクション率が高まり、価値あるサイトという評価にもつながります。
コンテンツの内容がどんなに素晴らしくても、テーマにニーズがなければコンテンツを書く意味がありません。そのためには、世間に求められているニーズをしっかりと把握しておく必要があります。
世間のニーズにこたえる近道は話題になっているトピックを扱うことです。
価値あるコンテンツをつくるために便利なツール
では、世の中の動向をどのように調べればよいかについてみていきたいと思います。
みなさんはインターネットで検索をする際にどんな検索エンジンを使っていますか。Googleを使っているという方もいれば、Yahooという方もいるでしょう。
ですが、今や検索市場は7割近くがGoogleによってシェアされています。
そのため、Googleを基準に検索件数を調査することが効果的でしょう。
今回紹介するのが「Google Trends」です。「Google Trends」は、国や地域ごとに検索件数がどうなっているかを調べることができるサイトです。
アカウントの登録は不要で、だれでも無料で利用することができます。また、得られたデータはCSVでダウンロードすることも可能です。
世の中の流れを把握してキーワードを決定しよう
「スパイスカレー」は最近ひそかなブームとなっており、長期的に見ても検索件数は右肩上がりになっているのはご存じですか。
特に2018年ころから伸び幅が大きくなっており、この頃からInstagramなどのSNSや個人ブログでも多く情報が発信されるようになりました。
このように流行を意識して、今はどんな情報が求められているかを知ることで、いま必要なコンテンツは何なのかがわかります。
そして、多くの人にとって価値のあるコンテンツを提供すればコンテンツの評価も高まり、価値あるものと判断されるようになるのです。
どのように表記するのが効果的?
キーワードが決まったら次はその扱いに注意しましょう。
日本語では、同じ意味を持つ語において、さまざまな表記をすることがあります。例えば、セミナーなどを受けるために行う手続きのことを何と表記しますか。
「申し込み」という表現が一般的ですね。ですが、「申込」や「申込み」、「申しこみ」でも間違いではありません。つまり、これらの語はすべて同じ意味を指すのです。
ですが、SEO対策の観点から考えると、最も頻繁に検索されている表記を用いることが望ましくなります。
そのため、「Google Trends」などのツールを用いて、どの表記が頻繁に検索されているかを調べましょう。
2021年12月現在では「Google Trends」による1年間の相対スコア平均値は、「申し込み」において63.44となっており、これら4つの表記の中で最もスコアが高くなっています。
続いて高いのが、「申込」でスコアは12.76です。「申込み」、「申しこみ」はかなりスコアが低くなっており、それぞれ、2.96および0.33となっています。
そのため、今回の場合だと「申し込み」という表記を用いるのが適切であることがわかります。
「表記ゆれ」はタブー
すべての検索結果に引っかかるようにすればSEOに効果的ではないかと思った方もいるのではないでしょうか。
つまり、出てくる場所によって「申し込み」や「申込」といったようにばらばらに表記するということです。
もし、表記をばらばらにすると統一性がなくなり、格好悪くなってしまいます。しかも、これは「表記ゆれ」といってコンテンツ作成におけるタブーなのです。
コンテンツを作成するときは、同じ意味を持つ語は同じ表記を行う必要があります。
なので、すべての検索にいい顔をすると、かえって逆効果になってしまいますので、表記は統一しましょう。
キーワードの将来性を予測しよう
2021年には「東京リベンジャーズ」や「イカゲーム」といったワードがあちらこちらで見聞きされました。つまり、最近の流行はこれらの語であることがわかります。
もう少し前に時間を戻しましょう。2020年の末から2021年初頭にかけて女子高生シンガーAdoの歌う「うっせぇわ」が特に若年層において大流行しました。
「Google Trends」においても2021年1月から3月をピークに検索件数の相対スコアは爆発的に増加しています。ですが、2021年4月ころを境に下降傾向にあり、現在ではほとんど検索されていません。
このように一世を風靡したコンテンツはいつまでも人気が続くわけではありません。「東京リベンジャーズ」や「イカゲーム」というキーワードも現在では検索件数が多くても、いずれは減少に転じる可能性もあります。
このように、選択したキーワードの検索件数は将来どうなるかまで考える必要があります。
もし一過性のブームのキーワードを取り上げたとしたら、今は読者がたくさんいても、いずれは誰も読んでくれなくなり、意味のないコンテンツになってしまいます。
そうならないためにも、長期的に読者を獲得できるであろうキーワードを選定するよう
に心がけましょう。
4種類のグラフ
以下のグラフは検索件数の推移をパターン別に表したものです。
検索件数の推移のパターンは「右肩上がり」「水平タイプ」「右肩下がり」「急増タイプ」の4種類に分類されます。
「右肩上がり」のグラフを示す場合は、将来性が高く、ニーズが高くなる可能性が考えられます。そのため、キーワードとして取り上げても効果が見込めます。
また、「水平タイプ」の場合もキーワードとして選定してもよいとされています。
「水平タイプ」はニーズが爆発的に増加することは考えにくいですが、逆に、急にニーズが低くなる可能性も少なくなります。
そのため、この先も安定的に推移し、普遍的なニーズを見込むことができます。将来において今よりも悪くなる見込みも少ないので、キーワードとして取り上げるのに適しているといえます。
一方で、「右肩下がり」と「急増タイプ」の場合は注意が必要です。
右肩下がりの場合、その下がる率に注目し、下がり幅があまりに急激な場合は、将来の見通しが悪くなりますので避けたほうがよいでしょう。
一方の、急増タイプのものは、いわゆるギャンブルとなります。
これから伸び続ける可能性もありますし、一定の期間を過ぎるとピークエンドして検索件数が急落する可能性もあります。
そのため、急増タイプのキーワードを用いたコンテンツばかり作成すると、万一の際のリスクが大きくなりますので、バランスよくキーワードの選定することが求められます。
さまざまなアプローチがある
ここまで、キーワードの重要性についてお話ししてきましたが、それと同時にアプローチのしかたについても考える必要があります。
このコンテンツを必要としている人はどんな調べ方をしてくるかということを考えることが重要であるということです。
例えば、スマホの新商品に関するコンテンツを作成したとします。このサイトを求めるユーザーは新しいスマホが欲しいという人たちでしょう。
ですので、「スマホ」というワードをキーにしたくなります。
ですが、「スマホ」という言葉だけなら機種変更がしたいのか、故障相談がしたいのか、スペックが知りたいのか、とさまざまなケースが考えられるため、目的が漠然としてしまいます。
また、大手サイトにSEO負けしてしまい、検索上位を狙うことも難しくなるので、結局誰の目にも止まらなくなってしまうのです。
そこで、重要になってくるのが組み合わせです。新しいスマホを紹介して購買につなげたいというのであれば、「スマホ 機種変更」や「スマホ 新商品」といったようにキーワードを組み合わせることでターゲットを絞ることができます。
そうすれば、ターゲットにあったユーザーの目に留まりやすくなるため、コンテンツの存在意義も高まるのです。
エビデンスに基づく情報提供を心がけよう
トピックが決定し、アクションによるキーワードの対策もできたらコンテンツの作成をはじめたくなります。
しかし、コンテンツを作成する前に大事なことがもうひとつあるので、今回は最後に、「エビデンス」の重要性についてお伝えしておきます。
インターネットではかんたんにいろいろな情報を入手することができます。とても便利ですが、その反面書かれている情報が真実か否か見分ける力も養わなければなりません。
インターネットにおける記事はドメインとサーバーをもっていれば誰でも審査なしに作ることができます。そのため、そこに書かれている情報が誤ったものであったり、主観的な表現だったりする可能性も否めないのです。
書籍からの引用が基本的
そのため、コンテンツを作成する際には確かな情報をもとに作成する必要があるのです。確かな情報を最もかんたんに入手する方法は書籍からの引用です。
そのため、何かコンテンツを作成したいと思い立ち、企画内容が決まれば書店に出向いて
ください。
書店に並んでいる書籍は編集担当者が内容を確認しているので、情報の精度が高く、真偽の確認に適しています。
Webページの引用は注意が必要
とはいっても書籍だけでは情報が不十分な場合もあります。そんなときには信頼できるサイトを閲覧してそこに書かれている情報を引用しましょう。
正確な情報を得るためには、情報の裏付けを行うことが効果的とされています。1つのコンテンツで書かれている内容は真実か否か判断に迷います。
ですが、複数のサイトで同じような記述があれば、その情報は正しいという確率も高まります。
そのため、Webから情報を収集するときは、いくつかのサイトを比較して同じようなことが書かれていることを確認するように心がけてください。
ドメインにも注目してみよう
ドメインとは、「co.jp」や「.com」のようにURLの末尾の部分のことを指します。
「.com」は誰でも使用できるドメインであることから一般的に信憑性が高いとは言えません。また、企業の場合は「co.jp」、大学などの教育機関の場合は「ac.jp」、政府機関が保有するサイトは「go.jp」というように振り分けられています。
公的な機関が発行するサイトから情報収集すれば、信憑性の高い情報にたどり着くことができるでしょう。
特に、「go.jp」のように政府機関によって発行されたページなどは引用に適しています。
まとめ
コンテンツを作成する目的は「読んでもらう」ためです。
読んでもらう記事を作成するためにはこちら側から読者に歩み寄る必要があります。
そのためには、検索ワードのニーズを調べ、ニーズに合ったコンテンツを作成することが第一条件となります。
そのうえで、将来性を見据えながら効果的なアクションをもたらすキーワードを選定しましょう。
そして、信憑性のある情報のみを扱い、真実でないことや不明瞭なことは書かないようにすることで質の高いコンテンツの作成ができるのです。
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