『検出-インデックス未登録』その 原因と対策
最近、記事をアップしても全然インデックスされないです
いったい、検出-インデックス未登録ってなに?
このようなお悩みを抱えている方が多いと思います。せっかく書いた記事がインデックスされないと悲しいですよね。
この記事では、検出-インデックス未登録について考えていきます。
この記事で解決できるお悩み
- なぜ検出-インデックス未登録になるのか?
- どうすればインデックス登録されるのか?
について、解説をします。この記事を読むことで、Googleインデックスを促進する糸口を見いだせますよ。
また、インデックス未登録の原因と対策も紹介しています。
対処法を実践してアクセスアップを目指しましょう
(株)MERIL(メリル)のなかじさんも動画でざっくり解説しています。
ブログ記事がindex(インデックス)されないときの対処法7選 – YouTube
検出-インデックス未登録とは?
検出-インデックス未登録を解説しますと、Googleがページを検出しながらも、インデックスに登録していない状態となります。
サーチコンソール > カバレッジ > ステータス「除外」
で確認できます。
「クロール済み-インデックス未登録」との違い
検出-インデックス未登録とは別に、クロール済み-インデックス未登録という状態があります。
クロールを行った結果、インデックスに登録していないという状態です。内容を確認したがインデックスする価値がないと判断されたとなります。
したがって、
- 競合が強い検索クエリで相対的に評価されなかった
- YMYLの領域で権威性(E-A-T)が認められない
- 品質の低い、またはマッチしないページ
という可能性が高くなります。
検出-インデックス未登録はクロール自体が行われていません。この状態は、クロール待ちの状態となります。この2つのステータスには、大きな違いがあります。
インデックス周りのリアルな背景について考察
この章では、インデックスにおける事情を見ていきます。
インデックスするほどコストがかかる
インデックス登録することはGoogleにとっては、大きなコストになります。
この章では、Google側の視点とユーザー側の視点で考えていきます。
同じような記事がありふれている
検索していると、同じような内容の記事を多く見かけませんか?検索上位を狙って記事をアップする件数が多くなっています。
すべての記事をインデックス登録して、順位付けをしていく! これがGoogleにとってコストになっていると見られます。
収益性のある検索クエリは、既に十分にすばらしい記事がある・・・にもかかわらず、同じ検索クエリを狙って新しい記事を上げ続ける。
そういった状況にGoogleが対策をとっていると考えられます。
Googleからの100%インデックスすることはないとの発表からも読み解くことができます。
ユーザーは記事を見飽きている
WordPressの始め方・ブログ初心者向け・アフィリエイトの稼ぎ方の記事・・・多く見かけませんか?
つまり、同じような記事ばかりインデックス登録しても、検索ユーザーがうんざりしてしまうのです! このように、ユーザーの視点からも要因として考えられます。
Googleと検索ユーザーが求めること
では、Googleと検索ユーザー双方が求めることは何でしょう?それは、
- Googleは、検索クリエに対して、最も分かりやすく洗練された価値ある記事を検索1位にしたい
- 検索ユーザーは、検索クエリに対して、最も分かりやすく洗練された価値ある記事を素早く見つけたい
となります。結論は、Google理念のユーザー第一主義ということです。Googleと検索ユーザーの視点に立って記事を書くことが求められています。
新しい検索ニーズには敏感
新しく生まれた検索ニーズや検索語句に対しては、インデックス登録も早く検索順位も高くなる傾向があります。
我々は、新しいサービスや新しい語句に対して、敏感になる必要があるのです。
- 時代の流れに対応する
- 新しいサービス・語句に敏感になる
- 新しい検索ニーズを素早く察知する
などが必要です。うまく時代の流れに乗れれば、ポジションを確保できるでしょう。
Googleの考えは?
様々な視点から、Googleの考えををまとめると、
- できるだけ無駄にコストをかけたくない
- 同じような記事にはうんざりしている
- 新しいニーズ・それに対応する記事には敏感に反応
という性質があります。この視点を持つことが、検出-インデックス未登録を解明するヒントになるでしょう!
「検出-インデックス未登録」が起こる原因
検出-インデックス未登録の原因について、考えていきます。
以下の原因が考えられます。
インデックス未登録の原因
- サイトへの過負荷が予想されるため
- 内部リンクが張られていない
- クロールの「更新」「検出」のバランスの問題
- クロールのリソース不足
- 品質が低いコンテンツ・または重複コンテンツ
- 記事数の多いサイト・投稿ペースの早いサイト
- アクセスのないページ・ニーズのないページ
- 一時的なもの
- サイトに対するGoogleの期待値が低い
順を追ってみていきましょう。
サイトへの過負荷が予想されるため(Google公式)
まずは、Google公式の見解から見てみましょう。
検出-インデックス未登録に対するGoogleの説明に関しては、以下があります。
ページは Google により検出されましたが、まだクロールされていません。
これは通常、Google が URL をクロールしようとしたものの、サイトへの過負荷が予想されたため、クロールの再スケジュールが必要となった場合です。
そのため、レポート上で最終クロール日が空欄になっています。
引用元:Googleインデックスンデックス カバレッジ レポート
正直、よく意味が分かりませんね。
クロールというのは、それほどサイトに負荷がかかるものなのでしょうか? 多く見積もっても、そのサイトの全ページを1回読み込めば完了するものです。
そのため、Googleの都合でクロールを控えられたと考える方が自然です。
内部リンクが張られていない
また、次のような記述もあります。
サイトマップで送信しただけで内部リンクが張られていない場合、あまり重要でないとみなされインデックスされないこともある
引用元「検出 – インデックス未登録」とSearch Consoleで表示されたときの対処方法
されないこともあるというニュアンスからも、考えられる原因の1つと言えます。
孤立したページは重要でないとみなされインデックス登録されないというケースもあるということです。
重要でないページなら、クロールもせずに済む。この辺りからも、Googleがコストをかけたくないという姿勢がうかがえますね。
内部リンクが貼られていると、ブログ内で重要と認識されるってことですね
クロールの「更新」「検出」のバランスの問題
サーチコンソール ⇒ 設定 ⇒ クロールの統計情報
を確認してみましょう。以下のように更新と検出のバランスを見ることができます。
目的別の「更新」と「検出」のバランスを整えることで検出-インデックス未登録の状態が改善されるというものです。
たしかに関連性はあるようで、バランスを整えるとインデックスされたとの報告もあります。
ドメインをGoogleに登録してから、スタートダッシュ時に記事を多く投稿するとバランスが良くなる説が有力です!
最初にGoogleに登録して最初のうちが重要って話もあるんですね
クロールのリソース不足
クロールのリソース不足が原因という説もあります。
先に述べたクロールやインデックスの「コスト」を考えると、こちらは信ぴょう性が高いですね。
- リソース不足というよりは、効率化を目指してる
- 見込みの薄いところはクロールをあえてしないようにしている
- ドメインパワーの低いサイトはそもそもクロールする価値がない
との可能性もあります。
品質が低いコンテンツ・または重複コンテンツ
品質が低いコンテンツや重複コンテンツと認識されているという話もあります。
しかし、クロールをしていないのに品質が低いコンテンツだと決めつけられるのは不可解? クロールすらされていないのに、なぜ品質が低いとされるのかが大きな謎となります。
最初の少しだけクロールして低品質とされているという説もあります
例えば、冒頭の部分が他のサイトの記事と似ている・・・などなど
ページのクロールが完全に済んでいないのでクロール済みにはならないとの説です
記事数の多いサイト・投稿ペースの早いサイト
インデックス関係でもたつくのは記事数の多いサイト・ブログのような形で構成をしっかりと組んでいないサイトが多い印象です。
大規模なブログで一気にたくさんの記事を投稿した時は、忘れ去られたようにインデックスされないページができてしまいます。
その点、構成をしっかりと練り上げた小規模(30~50ページくらい)のサイトは、全ページがしっかりとインデックスされています。
一方、大規模なサイトは、毎月チェックするとインデックス登録数が月によってかなり増減することもあります。
しっかりとブログの設計図を整えることも大事なんですね
特化ブログで始まっても、どんどんジャンルを増やしすぎると雑記ブログになるので注意しましょう
アクセスのないページ・ニーズのないページ
こちらもあくまで傾向になるのですが、同じページでも
- アクセスが少ない
- もともとの検索ボリュームが少ない
ページは、インデックスされにくい傾向にあります。
クロールやインデックスを節約したいとGoogleが考えれば、動きの乏しい範囲のクロールを制限するということはありえます。
一時的なもの
毎月チェックするとインデックス数はかなり増減しています。
たとえば私の所有しているサイトで、今はもうほとんど記事を足していないものがあります。
700記事ほどのサイトですが、昨年(2021年)のインデックス数は最高で「677」、最低で「497」でした。これほどの動きがあります。
一時的な何かの理由でインデックス登録されたり・されなかったりはあると考えています。
サイトに対するGoogleの期待値が低い
もっと本質的な原因について考えてみると、サイトに対するGoogleの期待値が低いことも考えられます。
もし、Googleが余計なクロールを抑えたいと思っていたとしても、クロール自体を止めてるわけではありません。
たとえばYahoo!ニュースなどは、昨日も今日もどんどんクローラーが回ってきているわけです。
順番待ちになっている状態ではなくて、サイトの順番が抜かされていると考えた場合、やはり期待値による後回しと考えるのが妥当でしょう。
「検出-インデックス未登録」についての対策
次に、対策について説明していきます。
主な対策を列挙すると以下のような成ります。
検出-インデックス未登録の対策
- 【本質的】グーグルの期待値を上げる
- URL検査を行う
- 内部リンクを張る
- 検索以外のアクセスを送る
- しばらく待つ
- リライトする
- URLの変更を行う
- カニバリゼーションを整理する
- 中古ドメインに乗り換える
では、詳しく見ていきましょう。
【本質的対策】あなたのサイトに対するGoogleの期待値を上げる
対策では、まず本質的な対策を見ていきます。こちらは原因との対になっており、Googleの期待値を上げるということになります。
期待値を上げるとは、次のような内容になります。
- 飽和していない検索クエリを狙う
- 自分の力量にあった(ドメインパワーなど)検索クエリを選ぶ
- その検索クエリ内で圧倒的に強い記事を書く
また、記事のジャンルは揃えた方がいいなど、他にもいろいろな要素があります。
一言で表すなら、検索クエリの空いているところを、しっかりした記事で埋める!
これがGoogleにとって都合のいいサイトになり、期待値は高くなります。
隙間を狙うってことですね
新しい話題や斬新なアイデアは、インデックス登録が早かったですよ!
URL検査(サーチコンソールの機能)
サーチコンソールの機能にあるURL検査をするのがまっとうな対策になると思います。
ただ、これに関しての効果はさほどないと感じています。
内部リンクを張る
内部リンクがなく孤立してしまっているページは、クロールされにくくなります。
適切に内部からリンクを送ってあげるのは良い施策と言えます。
あくまでそのページに興味を持ってクリックしてくれるような関連するリンクを貼るのが基本!
むやみに内部リンクを増やしすぎるのは控えた方が良いですよ
関連のある記事をリンクでつなげるようにしましょう
数が多けりゃいいという発想でなく実際に訪れる人が多い形でのリンクを目指しましょう。
検索以外のアクセスを送る(SNS・広告・ニュースレターなど)
検索以外のアクセスを発生するようなリンクを張る方法もあります。
たとえば、
- twitter・インスタ・FacebookなどのSNSからアクセスを送る
- PPCやFacebook広告などを利用し、アクセスを送る
- ニュースレターなどを利用してアクセスにつなげる
などです。アクセスがある、よく読まれていることは、Googleにとってそこに何かの価値があるという思惑が働きます。
結果的にインデックスを促進する効果が期待できます。
たくさんの人に読まれているってことは、そこに価値がある
なるほどですね!
しばらく待つ
検出-インデックス未登録については、クロールもしていない状態ですので、外部的な要因も考えられます。
アクセスを送ってみたらそのまましばらく待つということも必要でしょう。
その間も記事の更新を止めるのではなく、Googleの期待値を上げるような記事を書き続けるのが好ましいですね。
しばらく待っていたらインデックスされたという報告もあります
リライトする
インデックスされない場合の一般的な対処法としては、記事をリライトしてURL検査で再度インデックスを申請する方法です。
しかし、検出-インデックス未登録の場合は、クロールすらされていないので
- 優先順位や順番は低にする
- できれば そもそも狙っている検索クエリの見直しから入った方がいい
という形にした方が良いでしょう。
URLの変更を行う
かなり積極的にその記事をインデックスをしたい場合の対策になります。
検出-インデックス未登録のように変なステータスを出す場合もありGoogleのシステムが雑な面も指摘されます。
そのため、何かバグのような要因でインデックスされなかったと感じる場合はURLを設定しなおして別記事として上げると良い場合もあります。
カニバリゼーションを整理する
少し前にSEO界隈で騒がれたのが、このカニバリ(ゼーション)です。
ある記事と別の記事で狙っている検索クエリがバッティングして、結局どちらの記事も上位表示されないという形です。原因は重複ということになりますが、修正することでインデックスを目指すという流れが考えられます。
クロールもしていない状況になるので、本来はバッティングしてるかどうかの判定も行われていないとするのが妥当です。こちらも対策の優先度は低いと考えられます。
中古ドメインに乗り換える
ドメインパワーが高い中古ドメインを取得してブログ運営をすると、かなりの確率で悩みは解消します。
なぜなら、ブログ部は中古ドメインを取得して運営されています。
私が体験したことを集約すると、
- 最短で即日、翌日にはインデックス登録される
- 内容が薄くてもインデックス登録される
- 検索順位でも有利に働く
現在、この3つのメリットを享受できているのです。
中古ドメインでのサイト運営を通じて、これはスゴい!とメリットを感じています。
中古ドメインに関しては、こちらの記事が参考になりますよ
検出-インデックス未登録の原因と対策まとめ
ここまで、検出-インデックス未登録の原因と対策について話してきました。
まとめておきますと、
記事のまとめ
- 検出-インデックス未登録はページの存在を検出しながらもインデックスには登録していない状態である
- クロール済み-インデックス未登録はクロールは済んでいる状態である
- 検出-インデックス未登録はクロールが行われていない
- Googleにとってインデックスやクロールには莫大なコストがかかる
- Googleが同じような記事にはうんざりしている
- 一方 新しい言葉やニーズには敏感に反応する
そして、インデックス未登録の原因としては、
検出-インデックス未登の原因
- サイトへの過負荷(Google公式の説明)
- 内部リンクが張られていない
- クロールの「更新」「検出」のバランスが悪い
- クロールのリソース不足している
- 記事の品質が低い・または重複している
- 構成がしっかりしていなく、記事数が多い・投稿ペースが速い
- アクセスがないまたは、ニーズがない
- 一時的なものであり、時間がかかる
- 【本質的】Googleの期待値が低い
となります。そして、その対策として、
検出-インデックス未登録の対策
- 【本質的】グーグルの期待値を上げる
- URL検査を行う
- 内部リンクを張る
- 検索以外のアクセスを送る
- しばらく待つ
- リライトする
- URLの変更を行う
- カニバリゼーションを整理する
- 中古ドメインに乗り換える
このような形になります。
少しでも参考になれば幸いです。
少しでも検出-インデックス未登録を減らせることをお祈りします。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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コメント
コメント一覧 (1件)
凄く勉強になります!
記事の内容もかなり見やすくて参考になりました^^