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SEOに文字数は関係ない? 多すぎる・最低ライン・網羅性・精読率などから上位表示との関連性を考察する

SEOと文字数の関係


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SEO対策を考える時に、おそらく誰もが一度は考えるのが「1記事あたりの文字数はいくらくらいが良いのか」ということでしょう。

10年以上、検索結果をいろいろな角度から調査してきた筆者が、現時点(2021年12月7日)での、SEOにおける上位表示と「文字数」の関係性について見解を述べてみようと思います。

SEOに文字数は関係ない?⇒ よりアクティブな「提案力」が重視される時代へ

まず、結論から言いますと、

■SEOにとって文字数は「関係ない」方向に向かいつつある

と筆者的には感じています。

「完全に文字数が関係なくなった!」という訳ではないのですが、どうやらその方向に向かいつつあるといったニュアンスです。

その根拠として、一度調べて頂きたいのが、「美味しいハンバーグ」というキーワードの検索結果です。

ざっと確認してみたところ、おもに次の4つの「提案」の方向性が示されています。

  • 美味しいハンバーグを食べに行く
  • 美味しいハンバーグを作る(レシピを教える)
  • 美味しいハンバーグを作る(作り方のコツを教える)
  • 美味しいハンバーグ(レトルト)を購入する

面白いですね。

つまり「美味しいハンバーグ」というふわっとした問いに対して、検索エンジンがいろいろな提案をしてくれてる形です。

あと、特徴で言えば、「情報を与える」というよりは「購買」などのより能動的なアクションにつながるようなページが多いように感じています。

そして、この検索結果から推測されるのは、

■検索エンジンはその順位を「文字数」ではなく「提案」によって選ぶ

傾向が顕著になってきたという事です。

これが、「SEOに文字数は関係ない」という傾向が強まってきた根拠になります。

と思う人はまず下記の記事を読んでみてください。

「網羅性のある記事」にもSEOのメリットは残っている

ただ、この内容を読んで少しとまどってしまった人もいるかもしれません。

実際に、検索結果などでSEOと文字数の関係を調べてみると、他のページでは、

■SEOには、網羅性のある文字数の多い記事が有利

という内容で書かれてる記事が多いからです。

これは、少し古いトレンドと言わざるを得ないです。

具体的には、2018年の8月に行われたグーグルの検索エンジンのアップデートあたりから、「もう網羅性は古いかも…」と言われるようになってきました。

その代わりに焦点が当たりだしたのが、権威性や専門性などの「E-A-T」と呼ばれるものです。

あと、検索エンジンの内部的には、ユーザーが上位ページにアクセスする事によって得た「体験」をさまざまな面から評価して、検索順位をブラッシュアップしていくという仕組みも進んできていると感じています。

こういった背景がありながら、たしかに検索ワードによっては今でも「網羅性の高いページ」が上位に来ているものもあります。

これは、筆者的には2つの理由があると考えていて、

  1. ユーザーのニーズとのマッチングができていない領域においては、網羅性の高いページは便利
  2. そもそも網羅性の高いページがその検索ワードのニーズと合致していた

ということです。

1つには、いくら検索エンジンが優秀になったからといっても「新しく出てきた検索ワード」「非常に検索数の少ないワード」に関しては、先ほど説明した「体験の評価」が十分に行われてない場合も考えられます。

そういった場合、「権威性には欠けるが、キーワードとマッチしたページ」よりも、「権威性があって反応の良い実績がある網羅ページ」を上位表示する傾向があるように感じます。

簡単にいうと「権威性と網羅性のどちらも高いページは、検索の穴埋めに便利」ってことです。

あとは、そもそもその検索ワードが「網羅性との相性がいい」という場合があります。

たとえば、「希望校 合格するまで」などの検索ワードにおいては、希望校の選定から、勉強法、受験当日の心構えまで一連の道のりを網羅的に記したページが好まれると思います。

これらの2つの理由で、網羅性の高いページにはある程度のメリットがあり、今でも検索結果の1ページ目に上がっていることも、見かけたりします。

ただ、個人的には「美味しいハンバーグ」の例にもあった「ユーザーのニーズとマッチした提案を上位に詰め込むケース」が主流になりつつあると感じています。

各キーワードごとに「ちょうどいい文字数」は変わる?

。。あと、「検索ワード」によっても「ちょうど良い感じの文字数」というのは変わってくると思います。

たとえば、何度も例にしている「美味しいハンバーグ」だと、それほどの文字数は期待されてないと思います。

「美味しいハンバーグ」と検索すると、10万文字以上の文字数のページが出てきて美味しいハンバーグについて詳細に書き綴られていた…なんて事は、少し考えにくいと思います。

しかし、たとえば「エンジニア 未経験 独立」とか…

「未経験なんだけど、今から勉強を始めて将来的にはエンジニアとして独立したい」

というような検索ワードだったとしたら、おそらく返す答えは、かなりのボリュームになってもいいように思います。

個人的には、各検索ワードごとに「ちょうどいい感じの文字数」というのがあって、その辺りに着地させていくように心がけるのは、これからの時代に大切なのでは…と考えています。

【検索上位に上げられる】最低の文字数ってある?

。。で、次は文字数の下限、「最低文字数」についての話題になるのですが…

これに関しては正確な答えは用意できません。

実際にいろいろな検索をしてみて、上位のページの文字数がどのくらいかというのをチェックし続けるしかないと思います。

自動的に文字数が表示されるツールなどを使うのがおすすめです。

注意点としては、他と比較して少ない文字数で上位表示してるページには「特殊な事情がある」場合が多いということです。

たとえば、検索上位10位までの平均文字数が1万2千文字の検索結果において、1ページだけ3500文字程度で上位表示していたとしましょう。

いろいろなケースが考えられるのですが、以下のケースが多いです。

  • 他のサイトにはない警告などを取り上げたページ
  • かなり古くからあり、安定した人気を誇っている記事

1つ目のケースは、他のサイトとはかなり違った視点の内容で、読んだ瞬間「えっ!?そうなの?」と驚くような記事です。

そもそも、その検索ワードを狙って書かれた記事ではなく、あまりに注目されてるため、関連する他の検索ワードの結果にも上がってきてるというケースが多いです。

このケースは、そもそも「狙ってできるものではない」と思います。

2つ目のケースとしては、「比較的 競争の少ない検索ワード」で「ず~っと上位にいる老舗のページ」です。

長い期間にとても多くの人が訪れて、そこそこパフォーマンスがいいページ…「E-A-T」で言えば「信頼性」があるページと言えます。

他に突出してパフォーマンスのいいページが現れてこなければ、そんなページがずっと上位に少ない文字数で居座り続けるケースがあります。

こちらのケースも「新しく狙って作るのは難しい」と言えます。

このように少ない文字数で上位表示しているページに関しては、「今から新しくページを作るなら、その文字数では無理」という場合が多いので、やっぱり最低文字数というのは導き出しにくいということになります。

以下、有名な検索順位チェックツールです。検索順位を調べるなら、検索順位チェックツールGRC

【実践編】コンテンツを作成する時に文字数を意識する方法

では、次からは「実践編」として、実際にコンテンツを作っていく時に文字数に関してどのような意識を持っておけばいいのかについて、述べていきます。

検索ワードの意図から大まかな文字数を想定

まずは、先に述べた「各検索ワードごとにちょうどいい感じの文字数がある」、その文字数について、大まかに意識します。

この時点では「大まか」でかまわないので、「この検索ワードはライトな感じだから3000文字もあれば十分かな…」とか「この検索ワードの悩みは深いので、しっかりとした2万文字の記事でも読んでくれそう」とかで大丈夫です。

検索上位ページの文字数も参考に

あと、一応参考程度に狙っている検索ワードで、すでに上位表示しているページの文字数もチェックしておきましょう。

上で想定した大まかな文字数と明らかに違いがあるなら、少し考え直した方がいいかもしれません。

検索上位ページの文字数は「少なくとも現時点ではこの文字数で上がっている」という実績値になりますので、ある程度の信頼性はある数値だと思います。

【精読率は大事】読まれていない部分はページの価値を大きく下げる

そして、実際のライティングに入っていくのですが…

よく見かけるのが「文字数を増やすための(意味のない)文章を付け足す」というものです。

とくに文章の執筆を外注化していると、この現象は起こりがちだと思います。

(あなたが意図していなくても、依頼を受けた人がしてしまう訳ですから)

「とくに意味を持たない文章」「不必要な繰り返し」などで水増しされた文章は、読者にも伝わります。

そして、精読率を下げてしまう事は、その記事の価値を大きく下げてしまいます。

2万文字の記事でも精読率が低ければ価値も下がり、それなら、よく読まれる3千文字の記事を6記事書いた方がずっと良い結果を生むということにもなり得ます。

(もちろん、それぞれに合った検索ワードを選ぶ必要がありますが)

なので、記事をアップした後も「書いた記事がしっかり読まれてるか」はチェックする必要性は高いと感じています。

まとめ

では、最後に今回述べてきた事をまとめておきます。

  • SEOにとって文字数は「関係ない」方向に向かいつつある
  • 検索結果は「いろんな提案を盛り込む」形に進化しつつある
  • 一時期トレンドだった「網羅性のある長い記事」は絶滅ではないが下火に…
  • 各検索ワードごとに「ちょうどいい感じの文字数」は変わる
  • 最低の文字数は「特例」などがあるので考えづらい
  • 上位ページの文字数は「実績値」なので参考にはなる
  • 読まれていない文字はページの価値を大きく下げるので注意

という形です。

つまり、

■文字数より、その記事でユーザーに与えることのできる「体験」を意識する

■検索ワードのニーズに「ちょうどいい感じの文字数」に設計する

この2点に注力すれば、新しいトレンドに沿った記事が書けるようになると思います。

あなたのSEO対策に、1つでも参考になったならうれしいです。

  • この記事を書いた人

みけねこ屋

ブログ部®管理人です。        2021年10月より運用開始、やっと6ヶ月が経過して、 Googleに認められた感じがします。 ブログ・アフィリエイトの情報を発信中です。 一緒にブログの樹を育てましょう!

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