検索順位を上げるには
ブログやWEBサイトを運営している人にとって検索順位は気になるものです。やみくもに商品を宣伝したり、たくさんの記事を書いても検索順位が低いとユーザーまで届きません。
検索結果で上位表示させるためには検索エンジンの仕組みを理解して、対策をとることが大切です。この記事ではブログやWEBサイトを運営している人に向けて、Googleの検索順位の仕組みや検索順位の向上のための方法について解説します。
検索順位とは?
検索順位を上げるためには前提知識として検索順位そのものについて理解する必要があります。検索順位とはGoogleやYahoo!などの検索エンジンで特定のキーワードを検索したときのサイト表示順位のことです。
日本で最も高いシェアを誇っているのはGoogleでシェアは76%を占めています。したがって、検索エンジンというと実質的にはGoogleの検索順位を指します。
上位に表示されるほどアクセス率が高く、集客や商品の購入につなげることができます。検索して1ページ以内に表示されるサイトを「上位表示」と定義する方もいます。
実際には検索順位1位と1ページ目の最下部に表示されるサイトではアクセス数に大きな差があります。したがって、WEBサイトやブログの運営に当たっては上位表示されるために対策をとることが大切です。
Googleの検索順位の仕組みとは?
検索順位が決定する仕組みについて解説します。GoogleはWEBクローラーというウェブサイトを自動的に検出・スキャンするロボットを使ってデータを収集しています。
収集したデータをもとにGoogleの検索エンジンのアルゴリズムが検索順位を決定しています。このアルゴリズムがどのようにして検索順位を決定しているのかは公表されていません。
しかし、Googleが公表している”General Guidelines”によれば、検索順位を決定する要素は200以上あるとされています。したがって、なかでも重要性が高いと思われる要素に注目して、改善を繰り返すことで検索順位を上げることができると言われています。
ただし、記事やWEBサイトを公表してから、アルゴリズムによって検索順位が決定されたり、順位が上下するまでには一定の期間がかかります。
検索順位を上げる方法
Googleの検索アルゴリズムを前提として、検索順位を上げるためにできることを解説します。検索順位に影響を及ぼす項目は200以上ありますが、今回はなかでも「簡単にできること」を優先して挙げてみました。
- キーワードの選定
- 質の高いコンテンツ
- ドメインの正規化
- 被リンク対策
- 表示速度を改善
検索順位を上げるためのそれぞれの方法について具体的に解説します。
キーワードの選定
記事やWEBコンテンツを作成する際にはまずターゲットととなるキーワードを選定します。ここで選定するキーワードはユーザーが該当キーワードで検索をかけた際に上位表示を狙いたいキーワードです。
そのキーワードに関して質の高い情報をユーザーに提供できているかが検索順位に影響を及ぼします。例えば、「副業 おすすめ」というキーワードを選定したら、「副業 おすすめ」で検索するユーザーが求める情報を記載する必要があります。
ちなみにキーワードによって上位表示を狙いやすいキーワードと難易度の高いキーワードが存在します。検索数の多いキーワードは需要が大きい一方で競争も激しく、上位表示を狙うことが難しくなります。
また、キーワードと記事が提供している情報が合致していないとユーザーの期待を下回り、商品やサービスの購入や他の記事へのアクセスにつなげることが難しくなります。
質の高いコンテンツ
Google はSearch Consoleヘルプの「無料ドメインサイトの検索順位について」において次のように言っています。
人を引きつける有益なコンテンツを作成すれば、このガイドで取り上げている他のどの要因よりもウェブサイトに影響を与える可能性があります。
Googleのアルゴリズムにおいてもユーザーに質の高いコンテンツを提供している点を重視しています。記事を作成する前に選定したキーワードを盛り込んだコンテンツを作成しましょう。
そのキーワードで検索したユーザーが満足するような内容を記載していることをGoogleにアピールするためです。
コンテンツ作成時に参考にしたいのはすでに上位表示されている競合記事です。これらの記事はすでにGoogleからお墨付きをもらっている記事です。
記事を参考にして、ユーザーが求めている情報を確認しましょう。ただし、内容をパクるのではなく、執筆者独自のコンテンツを作成することが前提です。
ドメインの正規化
WEBサイトのURLには”www”や”index.html”があってもなくてもアクセスが可能です。ドメインの正規化とはこれらのURLを統一することです。
URLがばらばらだとGoogleが別々のサイトであると判断し、評価が分散してしまい、非常にもったいない状態になります。
ドメインの正規化によって評価が高まりやすい状態にすることができます。
被リンク対策
被リンクとは外部の第三者のサイトに設置されたリンクを指します。被リンクがあるということは「リンク先のコンテンツがユーザーが求めている良質なコンテンツを提供している」とGoogleが判断するので、検索順位が上げるのです。
簡単にいえば被リンクにはGoogleにおける口コミのような役割があります。
被リンクの有無は自分で調整することが難しいですが、被リンク増やすためには外部のサイトがユーザーに共有したくなるほど良質な情報を掲載している必要があります。
以前は被リンクの多さそのものが検索順位に影響を与えていましたが、最近では被リンクの室も重視されているようです。検索順位の向上を目的とした被リンクの購入はGoogleによってスパム認定されて、逆に検索順位の下落に繋がります。
したがって、あくまで良質なコンテンツを作成して、他のブログやWEBサイトから「共有したい」と思わせることが重要です。
表示速度を改善
Googleは2018年1月に表示速度について「検索ユーザーはできるだけ早く質問に対する答えを見つけたいと考えています。…そこで 2018 年 7 月より、ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素として使用することになりました。」と明言しています。
したがって、表示速度を改善することが検索順位を向上させることにつながります。目安としてユーザーを3秒以上待たせる場合には改善が必要です。
記事に挿入している画像のサイズの変更、ブラウザのキャッシュを活用するなどして表示速度の改善が可能です。
まとめ
Googleの検索順位が決定する要素や検索順位を上げる方法について解説しました。今回ご紹介した方法以外にも検索順位を上げるためにできることはあります。
紹介した方法はどれも簡単にできることですので、まず最初に手をつけてはいかがでしょうか。
Googleの検索アルゴリズムは頻繁に変更されているので、以前通用していた方法で検索順位を上げることができなくなることは珍しくありません。しかし、Googleが最も重視しているのはユーザーに快適な状態で質の高いコンテンツを提供することです。
これを意識するだけでも検索順位の向上が狙えますので、常に「ユーザーファースト」を意識して、良質なコンテンツの作成に励みましょう。
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